コクリコ坂から

いろいろ批評とかを目にしちゃう前に見に行きました。
宮崎駿監督の息子、ゴローの2作目監督作品。
第1作目でもあるゲド戦記は、途中で帰ろうかと思うほど酷い出来で
個人的には映画館で見た映画・ワースト1の座に光り輝いています。
マトリックス2もひどかったけど、あれは寝ていればよかったし...

お客さんが全然入っていなくてガラガラ〜という話を聞いていたので、さくっと
予約して見に行ってきました。公開2日目にしては確かに空いていた、、かな?

前情報を全然仕入れずに行ったせいなのか、よく分からないところもあったけれど割と面白かったです。
どうしてもゲド戦記と比較してしまうのだけれどゲド戦記と比べると圧倒的によかった。
いやほんと。ゴロー成長しすぎじゃない?ってゲド戦記が酷すぎたのか...


舞台は1960年代の横浜。
主人公は芯の強いシッカリ者の女の子。
通っている学校で中心的存在の男の子(生徒会長の親友★みたいな設定)と仲良くなり魅かれあう。
でもその少年の出生の秘密が明らかになり、、みたいなストーリー。
少女マンガの妄想全開だなぁ、と思っていたらこれ、少女マンガが原作だったのね。どうりで。

主人公が、学校の中心的存在(しかもカッコイイ)とかヒーロー的な人にに好かれてどーのこーの、
みたいな設定って少女マンガでは吐いて腐るほどあるよね。(姫ちゃんのリボンもそうだな)
しかも何故かその男の子は自分にだけ優しかったりするの。
異母兄弟の設定も、少女マンガで定番の展開。(ママレードボーイとか。冬のソナタとかw)
どーせ最後は「違いました」で終わるんだよね。展開が読める。もう飽きたなぁ

それと、どうして声優に芸能人を使っちゃうんだろう。
この声って長澤まさみかぁ、微妙だなぁとか、余計な先入観が入っちゃうんだけど、それってどうなの?
あー、プロの声優さんならもっとうまいんだろうなーとか考えながら聞いてしまう。特に主人公2人。。。
せめて主役級はプロで固めたほうがいいと思うんだけどなぁ


…と、批判ばかり書き連ねていますが、個人的には面白かったです!
もう一回行けっていわれても行かないけどw
音楽はとてもよかったし、絵も綺麗だった。
不安をかきたてるような描写も無くて、難しいことを考えなくてよいのも○(個人的に)

でも、ただ、、、それだけなんだよねー
何かこう、もう1本軸になるようなストーリーがあってもよかったのかもな。
脇役が弱い、というのもあるし、もう少し時間を使って丁寧に描いてもよかったなぁ、と思います。